最近ではアイケアに効果的なブルーベリーサプリメントがたくさん販売されています。視力回復や疲れ目の解消が期待できるので、毎日愛飲している方は多いでしょう。そんな方に質問ですが、ブルーベリーサプリメントに含まれている「ビルベリー」の効果を知っていますか？目に良いのはブルーベリーだとよくいわれていますが、これらの違いを知っている方は少ないでしょう。

そこで、今回はビルベリーが疲れ目に効果的といわれる理由や、ブルーベリーとの違いについてまとめてみました。それぞれの効果や違いを知っていれば、自分が愛飲しているブルーベリーサプリメントが疲れ目に効果的なのかを再確認することができますよ！

ビルベリーとブルーベリーの違いは？

ビルベリーとブルーベリーはどちらも目に良いといわれる「アントシアニン」を含んでいますが、それぞれにはいくつかの違いがあります。見た目はそっくりなフルーツですが、ビルベリーとブルーベリーにはどのような違いがあるのでしょうか？それでは、それぞれの違いについて詳しくご紹介していきます。

ビルベリーはブルーベリーの原種といわれているフルーツです。そのため、見た目も同じですし、どちらもアントシアニンを含んでいる理由にも納得できますね！ですが、ブルーベリーと比べて含んでいるアントシアニンの量が異なり、体にも良い効果を持っています。

ビルベリーには、「眼精疲労の改善」「抗酸化作用」「眼病予防」の効果を期待できます。摂取するだけで目や体を健康的にしてくれるので、最近ではビルベリーを採用している食品が数多く販売されています。

ちなみに、ビルベリーはサプリメントに使用されているイメージが強いフルーツですが、ジャムやシュースなどにも使用されています。さらに、ビルベリーのエキスを使った化粧品なども製造・販売されています。ビルベリーの使いみちは幅広く、私たちが知らないだけで、さまざまな製品に採用されています。

ブルーベリーは目に良いといわれている代表的なフルーツです。ブルーベリーはビルベリーと違い、そのまま食べることができるので、デザートのトッピングに使われているのをよく見かけますよね！さらに、素材をそのまま活かしたドライフルーツや、果肉を使ったジャムとして食べることもできます。私たちの生活に身近なブルーベリーは、ビルベリーよりも摂取している方が多いことでしょう。

また、ブルーベリーはビルベリーと比べて果肉が多く、中身の色も異なります。薄く白身がかった果肉のブルーベリーに対して、ビルベリーはとても濃い色をした紫色となっています。

ビルベリーはアントシアニンが豊富

アントシアニンはブルーベリーにも含まれている成分ですが、ビルベリーにはブルーベリーの約3倍のアントシアニンが含まれています。アントシアニンはポリフェノールの一種といわれていて、紫色をした食材に含まれています。その中でも、ブルーベリーはアントシアニンを豊富に含んでいるといわれていましたが、最近ではビルベリーの方がアントシアニンを豊富に含んでいることがわかっています。

そんなアントシアニンの効果ですが、パソコンやスマートフォンの刺激による目の疲れを改善する効果を持っています。パソコンやスマートフォンからは、肉眼では見えないブルーライトが発せられています。ブルーライトは疲れ目や眼精疲労の原因になるので、疲れ目の悩んでいる方は多いでしょう。

しかし、アントシアニンはパソコンやスマートフォンの使用による目の疲れや眼精疲労の改善・予防ができます。アイケアに効果的なサプリメントによく使用されているのは、このような効果を得られることが理由となっているようですね！

アントシアニンとロドプシンの関係

疲れ目や眼精疲労を感じている方の中には、「目が悪くなったかも・・・」と視力の低下に悩んでいる方もいるのではないでしょうか？目の疲れによる視力の低下は、目から得る情報を脳へと伝達する役目を持った「ロドプシン」の働きが弱くなっていることが原因といわれています。そんなロドプシンの働きを助けてくれるのが、ビルベリーが豊富に含む「アントシアニン」なんですよ！

アントシアニンの具体的な効果は、分解と再生を繰り返すロドプシンの働きを活性化させてくれます。その結果、目で見た情報を脳へと伝達させるロドプシンの働きを正常に整え、疲れ目による視力低下を改善・予防することができます。

ロドプシンの具体的な効果は、先程もご紹介したように、目で見た情報を脳へと伝達させることが主な効果となっています。ロドプシンは目から入る光によって分解されてしまうのですが、自己再生能力を持っています。しかし、目を酷使していると分解・再生という働きが弱まってしまい、目から見た情報を正確に脳まで伝達することができなくなってしまいます。

また、目を酷使していない方でも、年齢によってロドプシンの働きが弱まってしまうことがわかっています。仕事やプライベートで目を使いすぎている、または年齢によって視力が低下してしま理由には、ロドプシンの働きが関係しているようですね。

これまでの内容でおわかり頂けたと思いますが、アントシアニンとロドプシンの関係は、正常な視力を保つために大切なものとなっています。そのため、アントシアニンを豊富に含むビルベリーが疲れ目や眼精疲労に効果的といわれています。

ビルベリーの効果は？

ビルベリーの効果について、疲れ目・眼精疲労の改善・予防、視力回復などの効果があることをご紹介させて頂きました。しかし、ビルベリーが保つ効果はこれだけではありません！目を良くする効果に加え、健康や美容に効果があるだけでなく、花粉症の予防にも効果があるといわれています。それでは、それぞれの具体的な効果を一つひとつご紹介していきます。

ビルベリーが持つアントシアニンは、ドライアイの改善効果を持っています。瞳の水分量が減少することで視界がかすむ、目に痛みを感じる、瞬きの回数が異常に増えてしまうドライアイは、日常生活に支障をきたす場合があります。しかし、ビルベリーには目の調節能力を整える効果を持っているため、ドライアイを改善することができるのです。

健康に対するビルベリーの効果には、肩こり・冷え性・高血圧などの予防・改善が期待できます。ビルベリーに含まれているアントシアニンには、血行を促進させる効果があります。肩こりや冷え性は血行不良が原因なので、予防・改善にはビルベリーがとても効果的と言えるでしょう。特に、デスクワークをされている方は目の疲れや肩こりなどに悩む方が多いので、ビルベリーを積極的に摂取すれば一石二鳥で改善できますよ！

また、ビルベリーに含まれるアントシアニンは抗酸化作用を持っているため、高血圧予防にも効果的だといわれています。さらに、血行を促進させてくれるため、動脈硬化を防ぎ、健康的な体を維持することもできるでしょう。

美容に対するビルベリーの効果には、アンチエイジング効果を期待できます。ビルベリーに含まれるアントシアニンの効果によって血行が促進されることで、お肌のうるおいとハリを保つコラーゲンの生成を促してくれます。年齢を重ねるごとに視力低下やお肌の老化が気になる方は、ビルベリーを摂取してみてはいかがでしょうか？

さまざまな効果を持つビルベリーには、花粉症の予防にも効果があるといわれています。花粉症は体内に侵入した花粉を体外に排出するために、体内で「ヒスタミン」という成分が分泌されます。このヒスタミンが、花粉症のつらい症状であるくしゃみ・鼻水・涙の原因となっています。しかし、ビルベリーに含まれるアントシアニンには、ヒスタミンの分泌を抑えてくれるため、花粉症の症状を和らげてくれる効果がありますよ！

ビルベリーを摂取するならブルーベリーサプリメントがおすすめ

ビルベリーを摂取するなら、ブルーベリーサプリメントを利用してみてはいかがでしょうか？日本ではビルベリー自体を販売しているところがほとんどないため、ビルベリーそのものを摂取することは難しいものです。しかし、最近ではビルベリーを使用したさまざまなブルーベリーサプリメントが販売されています。そのため、ビルベリーを摂取するなら、ブルーベリーサプリメントがおすすめですよ！

しかし、ブルーベリーサプリメントと一口でいっても、「どのサプリが良いのかわからない・・・」という方は多いでしょう。そこでポイントなるのが、ビルベリーを含んでいるかということ。このビルベリーとは、ブルーベリーよりも眼精疲労に効果のあるアントシアニンを豊富に含んでいるもので、これが含まれているブルーベリーサプリメントは目の疲れにより効果がありますよ。

まとめ

ビルベリーにはブルーベリーよりもアントシアニンを豊富に含んでいるため、疲れ目や眼精疲労の改善・予防にとても効果的です。さらに、目に良いという効果以外にも、健康や美容、花粉症の予防といった効果も期待できる優秀なフルーツでもあります。しかし、日本ではビルベリー自体を販売しているところがほとんどありません。

しかし、サプリメントであれば、ビルベリーを手軽で簡単に摂取することができます。どのサプリメントを選べばいいかわからないという人は、まずビルベリーを含んでいるものを選ぶようにしてみてはいかがでしょうか？